いつもCFYコラムを御愛読いただき、誠にありがとうございます。年明けの市場は一時的な落ち込みを見せたものの、結果として前月比プラスで着地し、安堵されている経営者様も多いことでしょう。しかし、その内実を冷静に分析すると、市場は特定メーカーの2機種によって支えられているに過ぎず、パチンコ市場全体は盛り上がりにかけた状況が続いています。今回は、この「一強時代」をどう乗りこなし、今後登場する注目新機種をいかに見極めるべきか、そしてホールが取るべき具体的な戦略について、事例を交えながら提言させていただきます。
1月の状況は
前月対比
| 4P | 104% |
| 1P | 105% |
| 20S | 119% |
| 5S | 108% |
前年対比
| 4P | 101% |
| 1P | 106% |
| 20S | 116% |
| 5S | 124% |
となっております。
市場を支配する機械に依存する危険性
現在の市場は、あるメーカーの2機種が完全に支配していると言っても過言ではありません。3月前半まではこの状況が続くと予測され、ホール運営においては、これらの機種を集客の起点として戦略を組み立てることが絶対条件となります。特に「転生」は、当初その話題性とゲーム性から若者ユーザーの評価が分かれましたが、インフルエンサー達が発信し始めると、それに流される形で人気がではじめました。これは、5号機では当たり前の前兆演出が極端になくなったスマスロの演出の弊害に近かった。それらに慣れていないユーザーには少し難しかったようですね。
しかし、この「北斗」は設定1の性能が極めて低く、安定した稼働を維持するには設定2以上を常用することが必須です。そのためこの主力機種に依存しすぎることは、長期的に見て経営の体力を奪いかねない危険性を孕んでいます。バラエティ機種を含めた店舗全体の稼働は、あくまでこれらのメイン機種が成功しているという前提の上に成り立っているため、メインも動いてないのにバラエティは動きづらいため、利益バランスも崩してしまいます。
ここから、今の流れを変える可能性を秘めた新機種が、今後続々と登場します。しかし、その評価は単純なスペックだけでは判断できません。メーカーの信頼性や販売戦略といった「裏側」を見極める必要があります。
あるメーカーから、往年の人気シリーズ最新作が25,000台限定で販売される予定です。しかし、その内情は懸念点で満ちています。設定1でもフラグを引けばなんとかなる性能が大幅に低下し、かつての「一撃で勝負になる」という期待感が薄れている点。さらに、有利区間の仕様など技術的な質問に対し、メーカー側からの不可解な回答が出たりする点。そうするとあまり期待して買えないのが実情で、普段買う台数よりも少なくしています。
一方で、別のメーカーから登場する新機種は、そこそこの評価を受けています。1/8000で発動する「一撃2000枚フラグ」や、公表値を上回ると噂される実際の出玉性能。さらに、「大きく負けている台ほど一撃が出やすい」という仕様がもし本当であれば、ユーザーの射幸心を極限まで煽ることは間違いありません。前述の機械とは対照的に、こちらは積極的に導入を検討すべきポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。ただ、スペックとがりすぎて、なぜ通ったのかは不明です。
また、非常に人気の高い版権と、高く評価されたスペックを兼ね備えた新機種も控えています。また、販売台数も適正で非常に評価をしていました。しかし、その開発メーカーが、過去に数々の版権を活かせず、ヒット作に恵まれていない実績を持つ企業であることから、業界内の期待値は著しく低下しています。同版権を使用したスロットを、市場の信頼が厚い別のメーカーが年内に発売するという情報もあり、安易に飛びつくのは危険な判断と言わざるを得ません。ただ、中古相場で唯一100万を超える可能性を秘めた機械はこいつかなと思っております。
このように4月は機械が目白押しですが、イマイチこれ!といった機械がないのも実情です。
年内のお付き合いしない企業を適切に決める必要がありそうですね。
まとめ:ホールが下すべき「選択」と「決断」
2026年、ホール経営はこれまで以上にシビアな「選択」と「決断」を迫られます。市場を支配する主力機種を最大限活用しつつも、それに依存しすぎないリスク管理とバラエティ強化。新機種を導入する際は、スペックという表面的な情報に惑わされず、メーカーの信頼性や販売手法といった「裏側」を徹底的に見極める慧眼。そして、自社の情報を守り、不誠実な業者とは毅然と距離を置くという断固たる姿勢。これら全てが、今後の安定した経営に不可欠です。当面の間、市場は特定メーカーの独壇場が続きます。しかし、その中でいかにして自店の価値を高め、利益を確保していくか。今こそ、各ホールの真価が問われています。

