2025年も、いよいよ【師走の月】を迎えました。
ホール様としては、『既に2026年の計画に取り組んでいる』と言う状況もあるでしょうし、新台の話も「既に3月の予定」に精査に入っている事でしょう。
そのあたりも含めて、とりあえず【2025年のホール市場の確認】をしてみようと思います。
近年の【店舗数の推移】の確認。
最近4年間の店舗数に推移は以下の通り。
【店舗数の推移】(※参照;健全化推進機構 https://www.suishinkikou.or.jp/index.php )
2021年12月31日・・・8,551店舗
2022年12月31日・・・7,782店舗 (昨年対比~「店舗数=▲769店舗」・「減少率=▲9.0%」)
2023年12月31日・・・7,162店舗 (昨年対比~「店舗数=▲620店舗」・「減少率=▲8.0%」)
2024年12月31日・・・6,701店舗 (昨年対比~「店舗数=▲461店舗」・「減少率=▲6.4%」)
(2025年12月15日現在・・・6,485店舗)
2025年12月31日・・・6,480店舗(推定) (昨年対比~「店舗数=▲221店舗」・「減少率=▲3.3%」)
※店舗数値には、「休業店舗」、「登録未抹消」を含まれる。
2018年のコロナ禍を経て、店舗数の減少は「年間700店舗前後」を推移してきたのは、『2023年まで』となっていた。その後の店舗数減少は「2024年で低下する」方向になり、今年【2025年】は【▲220店舗】程度に収まった。
但し、私感ではあるが「純粋に閉店店舗」と定義するならば、2025年においては「400店舗」程度はあると推測しています。
それは「M&A」を代表的事例として、法人間の「吸収分割」や「吸収合併」等により、比較的大型店舗の「閉店⇒経営権委譲」にて『実際の店舗数は減少していない』ケースが散見される事に因ります。
いずれにしても、ユーザー側にとっては「店舗数は変わっていない」事にもなりますし、先の「健全化推進機構」の数値もこの流れである事には変わりません。
一応【過去の歴史】を振り返ると・・・
「1995年=18,200店舗」をピークとして「毎年減少している」のではあるが、減少率は2~3%程度に収まっていたが、しかし・「2018年=-5.1%」・「2019年=-4.2%」・「2020年=-6.3%」・「2021年=-6.4%」と推移しており、今年は『やっと「-3%」程度に収まった』と言って良い。
そして、この「-3%程度」と言う数値は2026年も変わらず、同等の推移になると思われます。
これは、ビジネス上の「自然淘汰の一つの方向性と言っても良い」と思われ、営業継続に関わる「設備投資」が不可能と判断された店舗の閉店となる事が予想される事に因ります。
そして、それに該当する店舗数は『概ね「200店舗」程度はあり得る』と推測されます。
2026年、地域における【営業の安定店舗数】=【限界店舗数】を考えてみる。
先ずは、【参加人口】を見てみると、「レジャー白書2025」においては、2024年の参加人口は「690万人(+30万人)」と推計されている。(※他データでは860万人と言う数値もある)
この数値から【参加率】を計算すると・・・
日本の人口の内「18歳以上は1億120万人」(総務省・有権者数)となっており、「参加人口=約700万人」とした場合、「参加率は7%程度」と言う事になる。
そして、その「700万人」を現在の(推計)実営業店舗数で割ると・・・
「700万人」÷「6,000店舗」=1店舗あたりの参加人口 「1,167人」 となり、この数値を全国平均値として押さえておきましょう。
その数値を標準値として、自店舗所在の市町村の人口に当て嵌めて、【自店舗エリアの参加人口】の確認と、併せて【限界店舗数】の算出をしてみてはいかがだろうか?
仮に「人口=10万人」であれば、参加人口(年1回以上の参加)は「約7,000人」推定されますが、現時点での限界店舗数を求めると 「7,000人」÷「1,167人」=6.0店舗 と言う数値になります。つまり「6店舗が限界であり、それ以上の店舗があれば、それは即ち『供給過剰状態にある』と言う事になります。(※但し、遊技機台数は加味していませんので悪しからず)
【1店舗に必要な人口】を算出してみる。
ちなみに私は、店舗数はこの先【6,000店舗で、一旦飽和状態になる】と推測していますが、2026年に「6,000店舗」と仮定すると、現在の参加人口(700万人=7%)から、1店舗に必要な人口を割出すと・・・
【1店舗あたりの必要人口=16,670人】と言う数値になります。
ちなみに、私が住む「長野県長野市」は、「人口=358,700人」で「店舗数=18店舗」と言う状況で、「1店舗人口=19,928人」と言う、ある意味「優良エリア」とも言えるかもしれません(小規模店舗が多いせいでもあるけど)
<比較対象「長野県全体」>:「人口=約199万人」で「店舗数=114店舗」。「1店舗人口=17,456人」でした。
さて・・・
『あなたの店舗エリアの【1店舗人口】は、何人ですか?』
『あなたの店舗エリアの【限界店舗数】は、何店舗ですか?』
<以下、参考までに>
2025年現在の市町16,670人以上の市町村は・・・「986市町村」(東京23区は23カウントとして含む)となります。
【全国の市町村数】(※東京都の「23区」は含まない)
●【市】・・・約790市
●【町】・・・約740町
●【村】・・・約180村
「合計=約1,710」の市町村で、現在も合併等により減少傾向にあると言われている。
※その他、【政令指定都市】・・・20市
2022年12月31日・・・7,782店舗 (昨年対比~「店舗数=▲769店舗」・「減少率=▲9.0%」)
2023年12月31日・・・7,162店舗 (昨年対比~「店舗数=▲620店舗」・「減少率=▲8.0%」)
2024年12月31日・・・6,701店舗 (昨年対比~「店舗数=▲461店舗」・「減少率=▲6.4%」)
(2025年12月15日現在・・・6,485店舗)
2025年12月31日・・・6,480店舗(推定) (昨年対比~「店舗数=▲221店舗」・「減少率=▲3.3%」)
※店舗数値には、「休業店舗」、「登録未抹消」を含まれる。
※このコラムは、無料コンテンツに該当しております。情報共有可としますが、転載・改ざん等はお控えください。また、文章・資料等の所有権は、「有限会社トータル・ノウ・コネクションズ」に帰属いたします。
有限会社 トータル・ノウ・コネクションズ
住所: 長野県長野市大字小島325-3
TEL: 026-256-9677
FAX: 026-256-9688
ホームページ: http://www.tkc-g.jp
メールアドレス: info@tkc-g.jp
株式会社CFY公式ラインでは
パチンコ業界セミナーや業界時流の情報等、パチンコ経営に役立つ情報を発信しています。
友達登録をぜひ、よろしくお願いします。
