2026.05.20

ゼウスの神言(26)~店舗イベントで、忘れがちな【5W2H】確認。

2023年2月に「広告宣伝ガイドライン(第1版)」が発出され、その後全国的に多彩多様なホールイベント等が開催される事となりました。それから3年が経過した2026年現在、その形態は大きく変化をする時代を迎える事になる。

『この先、何がどう変化するのか?』

『それらの変化は、本当に業績アップに繋がるのか?』

『繋げる為には、どう考え、どうすべきなのか?』

本コラムでは、その辺りを探りつつ、高校宣伝に関する今後の課題を考えてみたいと思います。

この先も起こる、「イベント概要の変化」とは?

コロナ禍の影響が残っていた頃、ホールの【アイドル店員】によるSNS広告戦略が一世風靡していた時があった事は記憶に新しいと思います。そして「広告宣伝ガイドライン」が発出された後は【演者来店のモデル】がブレイクし現在に至る事になる。

しかし今後、その『演者来店の総量回数は減少傾向になる』でしょう。

これをもって「演者バブルは終わった」とか「演者ビジネスの終焉」とか評する人も居る様だが、まぁそう単純な話でも無く、全国規模を俯瞰して、総量回数が減るなら、演者側の人数が減るだけで、ビジネスが崩壊する訳では無い。

そして、この先台頭して来るのが、既に始まっている、いわゆる【取材系イベント】であり、その開催数は『既に演者来店の総量回数を超えている』と思われます。

ではなぜ、ホールは「取材系イベントに依存する」事になるのか?

最大の要因は、<質の問題>から<数の問題>になるからですね(汗

容易の一つとしては、近隣店舗含めて多くの店舗がイベント活動してきたので、「月1回の来店イベント」では月間全体の業績向上への影響が薄くなって来ている事もあります。

その上で『それなら、イベント回数を増やそう!』と言う事になるのですが、数を増やすと当然必要経費も増える訳で、その対応を迫られる事になります。

そこで一例を挙げるならば、「演者来店=月1回」の経費に対して、「1回=1/4の価格」の取材系であれば『月4回でイベント告知が出来る』と言う話になる訳ですね。

そして最大懸念される事が、そのホールさんは「イベント止められない恐怖観念」(=SNS配信が出来ない)から・・・

その数を減らす事が出来ず、回数増加を継続依存する事になり、イベント自体がマンネリ化し、ユーザーからは「ガセイベント」と酷評され、結果的に『業績アップには繋がらない』と言う事も、残念ながら想定範囲に入って来る。

イベント集客に対して、「思考停止」にならない様に必要な思考が【5W2H】の確認作業になる。

いわゆるビジネス上でのフレームワークとして使われる「5W1H」ですが、ホールイベント等を考える際は【5W2H】となりますので、確認してみましょう。

まずは、【5W】の確認
・When(いつ?)・・・・・「〇月□日」、「第▲週の△曜日」、「時間指定」等々
・Where(どこで?)・・・「パチスロ」or「パチンコ」、「1機種で?」、「コーナーで?」等々
・Who(だれが?)・・・・「来店演者が」、「店舗広告のみで」、「広告代理店も」等々
・What(なにを?)・・・「対象機種を」、「新機種を」等々
・Why(なぜ?)・・・・・「稼働アップ(店舗全体or機種限定)」の為、「売上向上」の為、

この5項目で重要なのが「Why」であり。『何の為にやるのか?』を明確にする事です。

それが明確になっていてこそ、その「効果測定ができる」訳ですから。

次に、【2H】の確認
・How(どのように?)・・・・・「抽選時間」、「並び方法」、「演者の参加時間」等々
・How much(いくらで?)・・・「イベント開催の諸経費」&「台粗利や店舗粗利の±変化の試算」

ココで重要なのが「How much」項目であり、5Wを決めた後に絶対にすべき項目であり、最も重要事項が【粗利の±変化の試算】になります。

日々のホール営業において、「もし通常営業だったら得られるハズの店舗粗利」に対して、『当日の店舗粗利の±変化はどうなるのか?』の試算はすべき事のハズですよね。

そして本来重要な事は・・・

この【5W2H】を店舗管理者(イベント主催者)は、『毎回明確化しているか?』

本社管理業務においてであれば、店舗から『毎回企画提示させているのか?』

やってみたあとの会議と言う「結果発表会」をして、ホール担当者に叱咤激励とかで済ましていますか?

もしくは、店舗管理に完全お任せで、時折「結果報告は口頭でOK」とかになっているのでしょうか?

何事も「上手く行ってる」時は今のままで良い。問題は「C/P」が下がって来た時。

この先、「ユーザーのイベント慣れ」は必至であり、その前提で今後のホールイベントを考える必要性はあります。

また、店舗の営業予定(収益)は決定しているのであれば、イベント回数を増やせば「1回1回の参加ユーザーの勝数・勝率は下がる」事は必至となります。

そして今、再確認して頂きたいのが・・・

今実践しているイベントは、【短期決戦の繰り返し】なのか?それとも【長期ビジョンの計画遂行】なのか?

「どっちが正しい?」と言う話では無く、目標・目的に合わせて遂行するだけなので、その目標・目的を計画にしておけが良いと言う事です。

広告校宣伝は『やらないより、やった方が良い!』『少ないより多い方が勝ち!』である事は事実です。

しかしその定義には【一つの条件】があります。

それは【常に同質のものであれば】という条件になります。

逆に、質が低下した広告宣伝(店舗側も広告代理店・演者含む)は、費用対効果は下がり続ける事になります。

今年2026年からは、その事を真剣に捉えて、より効果的なパフォーマンスを追求する必要性が生じるでしょう。

今後も様々な広告宣伝の「素材」や「手法」が出て来る事でしょう。ホール様は常にアンテナを立てたまま情報を得て、自社・自店舗に合う施策を検討して頂きたいと思う次第です。

※このコラムは、無料コンテンツに該当しております。情報共有可としますが、転載・改ざん等はお控えください。また、文章・資料等の所有権は、「有限会社トータル・ノウ・コネクションズ」に帰属いたします。

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ゼウス髙橋@TKC代表


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髙橋 正人
有限会社トータル・ノウ・コネクションズ 代表取締役社長 髙橋 正人
1962年(昭和37年)4月29日、愛知県名古屋市に生まれる。その後、幼少期に長野県に転居し、20歳の時にパチンコ店勤務を始め、その後、「ホールスタッフ~店長職~本部長職」を経験し、「パチンコの運用・活用に特化したコンサルタント」として39歳で独立し現在に至るが、現在「業界歴最長クラスのコンサルタント」になってしまった。

有限会社トータル・ノウ・コネクションズとして、2005年5月、長野県長野市に設立。
英語表記「Total Know Connections」の頭文字をとって、通称「TKC」として活動中。

現在、X(旧Twitter)アカウント【ゼウス髙橋】として、業界向けだけでは無く、ユーザーさん向けに情報発信を継続しつつ、フォロワー数=10,000人を目指している(汗