先日「2026年6月3日」に、日工組において「第66回通常造塊」が行われました。
その会にて、榎本善紀理事長から『ユーザーの信頼を取り戻して、優しく楽しいパチンコを届けてユーザーの信頼を取り戻したい』と述べている。
更に、小倉敏男副理事長からは『ハネモノや、低・中射幸性のパチンコが、多くのメーカーから今秋にはリリースされる予定』とも述べています。
そこで【低射幸性機(ハネモノ含む)】において【LT不要】と言う観点で検証してみたいと思います。
(※以下の内容は「4円パチンコ」をベースとして記していますので、ご承知おきください)
まずは、証紙発行枚数から見る「現状把握」は、反省すべき数字なのか?
前期(令和7年度)の「証紙発給枚数」だが、約77万枚(本体=44万・遊技盤=33万)となった様である。
これは、前年度比で【13万枚の減少】(▲14.4%)であり、これ即ち、ホールのパチンコ機の購入台数規模の減少の数値でもある。
各ホールにおいて、パチンコ新台の購入台数「マイナス15%」と比較してみるのもありだと思います。
(※日工組におけるパチスロ証紙発行枚数は「令和7年度=約17万枚(9万枚減少)」。今後の日電協の発表待ち)
本年度のパチンコ証紙発行枚数は「85万枚」と見込んでいるようだが、果たしてどう上手く行くのだろうか?
「ハネモノ」及び「低・中射幸性」機への【LT搭載】への疑問。
≪シミュレーションからの観点≫
シミュレーション計算の1次目的は「TY値を求める事」から始まる。そこから損益分岐点のスタート値を算出する。
問題は「TY値には、1特賞のLT出玉が含まれる」訳で、例えばハネモノや低射幸機(=遊パチ等)にLT出玉が搭載されれば、仮に損益分岐営業であっても、LT当り以外でのユーザー勝率は減少する事になる。
特に、ハネモノ機種であれば、『LT突入しないと勝てない=遊べない』と言う可能性が激高する事になる。
そうなると、少なくともLT搭載スペックは「優しく楽しいパチンコ」とは成らず、結果的に「ユーザーの信頼は下がる」可能性すらあるでしょう。
よって、甘い確率と小出玉による、低目の射幸性スペックには【LT不要】と考えます。
ホールとしては、これを「メーカー側の責任」と捉えるか?それとも「その機種を選択するホールの責任」と捉えるか?
無論、TL搭載の高射幸性スペックを選択する事を否定している訳では無いが、「低射幸性機で優しいパチンコ」を選択する上では、気を付けておきたいポイントになる。
≪玉単価からの観点≫
「玉単価が高い・低い」の要因は【2つ】ある。
一つは、「初当りまでの投資額の多少」であり、もう一つは「持ち玉による再遊技比率の高低」になる。
「特賞確率=1/99」機種においても「玉単価=2.0円」に到達するスペック機もあれば、「玉単価=1.2円」程度のスペック機もある。またハネモノに関しては基本的に「同=0.8円前後」が現在の状況ではある。
仮に「甘い確率(遊パチ等)」機種であっても、通常時のB値が同様であれば、高射幸性ミドル機種と投資スピードは変わらない訳で、遊パチ確率帯であっても、ちょっとハマる事もあり玉単価は下がり難い結果となる。
また、LT搭載されていると、『LT終わったら即辞める=持ち玉再遊技はしない』と言う傾向になり、玉単価が下がる要因を否定する事になり兼ねない。
ちなみに、「LT搭載の中射幸性機(定義がイマイチ不明ではあるが・・・)」が通常B値が現状と同等であれば、玉単価が下がる見込みは低いと思われますが、さてどうなのでしょう?
今後、低射幸性機のホール購買欲向上は起きるのか?
結論から言うならば、パチンコ市場(集客&稼働)が現状のままでは『購買欲の向上は期待出来ない』と答えざるを得ないしょう。
とは言え、『ハネモノや低射幸性機の稼働貢献力は高いと言えるのか?』と聞かれれば、『玉単価=1.6円以下のスペックなら、稼働貢献週は長くなりやすい』とは言えますので、今後の低射幸性対の機種選択する際は、まず「想定される玉単価の検証」は必要になるでしょう。
低射幸性機は、利益確保が困難?
イメージとしては、売上が上がり難い(玉単価が低い)スペックですから、必然的に『玉粗利は低くなる』傾向は否定出来ない。その上で、『それを稼働維持で補えるのかどうか?』が、実営業での課題点になりますね。
もしも、甘デジ系機種を1パチに導入するならば、「1パチ同等の玉粗利で、4パチで運用する」と言う割り切りは必要かもしれませんし、逆に「1パチに導入したつもり」で、低い玉粗利営業にチャレンジするのもどうでしょう?
≪重要なのは「期間粗利」と言う観点≫
【期間粗利】にも【2つの観点】があります。
一つは、一般的な「導入から現在(又は撤去)までの台粗利の合計金額」となります。もう一つは、「週粗利」・「月間粗利」と言った、「ホール運用上での合計台粗利管理」となります。
例えば「ハネモノ」を例に取り上げるならば、私が提案しているのが「週粗利=10,000円」での運用を推奨提案しますし、その結果として「稼働貢献=52週」を想定します。」
【期間粗利運用】の思考は、低射幸機種で重要でスペック収束しやすい事に因ります。
またその際は、「利益率」や「玉粗利」の計数管理は不要で、あくまでも「台粗利」と言う実数管理が重要になります。
日工組の目論みは・・・本気度は高そう!
日工組の発言からも、各メーカーの『今年秋頃の低い射幸性機種のリリースは多々ある。』と十分想定される。
更には来年には、各メーカー申し合せによる「同じタイミング」での「ハネモノ・中低射幸性機のリリース」も計画されている様で、現実化する事でしょう。
であるならば、ホール側としても『その対応について、検討・検証を始める』事も必要かと思われます。
そこには、「機種選択の指標」や、「計数管理」「運用管理」の見直しも必要になります。
折角なので、『全面否定してスルーするより、一旦対応を考えてみる』事は、現状の打破への参考になる可能性もありますから、ぜひ一考頂けた幸いです。
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